深名線の多度志~朱鞠内間の廃線跡を巡ってみました…
まずは多度志駅。
航空写真を見てあらかた予想がついていたのですが…
すっかり荒れ地になっておりました。
工場の用地になる予定らしく、フェンスが張られていました。
さらに国道275号を北上。
しばらくすると、土盛りしてあって線路跡だとうかがえる様子が見えてきた。
目で追いつつ山の中に入り…
唐突に幌成駅が現れる。
工場の事務所か何かになっているらしい。
塗り替えもせずに使っているのはありがたい事です。
鷹泊駅は、かなり朽ちてきているが、建物が現存していた。
中には、いつから置かれていたのかわからない、除雪用具など…
もちろん、駅名標はついていない。
ホームも現存(とまではいかないが)し、改札口跡も見えました。
このまま、放置されて朽ちていくのでしょうか…
お隣の沼牛駅も、駅舎の建物が残っていました。
こちらの駅、国道から見えるものの、ぐるっと回らないと到達できません(^^;)
ホームも残っています。
遠くまで盛り土がそのまま残っていますね。
1977年の航空写真にも写っている大きな木が印象的です。
ちょっと大きめの町に入ってきたなら、幌加内町です。
脇道に入り、駅のあった場所を目指すと…
そこには広大な空き地が(^_^;)
やっぱり~と思いつつUターンしかけると…
駅の場所ではありませんが、道路沿いに線路が!
よく見ると、標石が置かれていました。
北上を続けると、綺麗な緑の鉄橋が見えてきました… 第三雨竜橋梁です。
どうやら、橋のすぐそばまで行けるようになっているらしいのですが、残念ながら雪の為に阻まれて到達できず。
廃線後、地元団体の働きかけで幌加内町の観光地に変身、2009年に土木遺産に選定。
説明はここが詳しい。
引用すると、
第3雨竜川橋梁と呼ばれる鉄橋である。旧深名線の跡地である。雨竜川上流の渓谷ポンカムイコタンにかかっている。旧深名線廃線後2004年に撤去が始まろうとしたが、地元団体の働きかけで、2007年、幌加内町の観光地にするべく撤去中止が決まった。
2009年10月15日、2009年度選奨土木遺産の一つとして選ばれた。全長約101m、昭和初期1931年に竣工。ケーブルエレクション工法を道内で初めて採用した。これは渓谷で急流のため、組み立てた橋を両端の柱からケーブルで吊り下げてかける方法である。旧深名線最大の難関工事だった。
中央部には全長45mの緑色のトラス橋がある。前後に1899年にイギリスから輸入した12.9mの桁橋が4組かかります。橋台はコンクリート製。国道275号線沿いから見ることができ、道の駅「森と湖の里ほろかない」の南側である。2007年に深名線のレールを使って案内看板(高さ180cm)が設置された。また、近年塗装しなおして見栄えが良くなった。
なるほど、綺麗だったのは塗り直したからなのね。
いきなり朱鞠内駅です。
途中にも駅があるはずだろ! ってツッコミもあると思います。
実は、GoogleMapにて廃線を含めた鉄道地図を作ったんです。
スマホでその地図を見ながら廃駅跡を探っていたんですが…
その間、ほぼ圏外(^^;)
地図が参照できずに、場所を覚えていた朱鞠内まで、廃駅探訪できずでした。
さて、朱鞠内駅跡はバスの待合所になっていました。
綺麗なトイレもあって、駅としての役割を継続していました。
この先も行きたかったのですが、思いの外時間がかかりまして…
約束の時間にぎりぎりになりましたので、ここまで。
次回は、紙の地図を用意していかないと!
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